2008年6月24日火曜日

火星カクテルの味

Courtesy NASA / JPL-Caltech

あれ? Sol 27 はいずこ? ロー・イメージがまたやってこなかった。 火星では顕微鏡と TEGA への 2 度目のサンプル投入や MECA の “Wet Chemistry Laboratory” (WCL) への初サンプル投入など、 本格的な分析にいろいろと取りかかっているはずなんだけど。 Sol 28 になって WCL 上にアームが移動したかの様子などが上がっているので (右図、DVD に土が…)、 sol 27 は作業は行われなかったのだろうか? それともコンピュータの問題が長引いてる? 単に日曜だったから火星込みで休みって感じもしないではないし、 それはちょっとありえない気もしないでもない。 月曜 (23 日) 付けのプレス・リリースは日本時間で 24 日朝発表されたけど、 その辺はスルーの様子。

WCL が 4 つ

さて、これによれば sol 29 に光学顕微鏡による観察が行われて、 この日か sol 30 に TEGA と WCL による分析が始まるとしてある。 写真にもある WCL (湿式化学実験装置、でいいのかな) とは、 地球から持っていった水を土壌に加えて化学的な分析を行うもので、 顕微鏡の大きな箱の隣に 4 つ小さな容器として付いてる。 どちらも MECA と呼ばれる装置の一部。

よく考えれば、地球の水も今の火星の環境じゃ凍ってしまうし、 そもそも 8 hPa の大気圧じゃほとんど液体の水になってはくれないので、 火星で水に何か溶かそうとすれば加圧した環境で実験しなきゃいけない。 氷となってた溶媒を溶かす命令が sol 28 に送られているよう。

WCL の土壌と水を入れるビーカー (右上の写真) の脇にはなんか 26 ばかりいろいろ電極が並んでて、 酸化還元電位や、pH、イオン選択電極でのいろんな種類のイオン濃度などを測定するそう。 この手の化学的実験に詳しい人ならセンサーの名前とかだけで、 どんなことやって何がわかるかだいたいピンとくるのだろうけど、 こっちのアンテナにはさっぱりだ。 お題目は、これによって生命の生存にとって土壌が適切な環境にあるかどうかを調べることだとしている。 TEGA が焼いて嗅いでみる分析なら、こちらは舐めてみるっていうところと考えて納得しておこう。

かつてのバイキング計画のときには、 微生物のような生命がいるかどうかもう少し直接的な目標を掲げて、 物質の交換が行われてるかどうかを調べたりなどややこしい野心的な装置を積んでいたはずだけど、 結局あいまいな感じの結論だった。 それに比べるとずっとオーソドックスな感じ。

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19 日の「氷の発見」に関してだれもが感じる疑問については Wired が FAQ を作っている。

よい仕事してるね。 生命の存在が存在の条件になったのは (物価を考えると 1/10 の) 予算の差か。

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