2008年6月10日火曜日

「ふりかけ」はフェニックスを救うか

6 月 9 日分のプレスリリース (NASA's Phoenix Mars Lander Testing Sprinkle Technique) が公開された。

20 分の間ふるいを振動させつづけたようだが、数個の粒子しか落ちてきてくれなかったらしい。 数個は落ちることが確認できたということはセンサーの問題ではないわけだ。 北極地方の特殊な土壌が仇となっているのに間違いない。 いったい何かが土壌の粒子を固く結びつけているのだろう。

チリが少なくてデッキがあまり汚れていないと twitter でも言及されてたけど、 それも土壌が固まっていることで説明がつく。 鉱物のことはまったくわからないが、土壌をつなげているのは氷やドライアイスなのだろうか。

もう一度試してダメだったら、別の TEGA の加熱器を用いて スコップ側を振動させながら土を「ふりかけ」(sprinkle) て落とすという方法を試すらしい。 TEGA にはそれぞれ 1 度きり用いることのできる加熱器が 8 つあり、 スコップには本来氷を砕くための振動するやすりがある。 いまスコップには MECA の顕微鏡用のサンプルが入っているので、 sol 15 にはさっそくこれで「ふりかけ法」が試されるようだ。

会見用の画像には、 例の足元のネジの画像も紹介されている。 何らかの説明があったと思われるけれど、ページ上の記述では残念ながら触れられていない。

追記 「ネジ」様のものはどうやら「バイオバリアー」(biobarrier) についていたスプリングのようだ (ロボット・アームのバイオバリアー・ケーブル, JPL サイト)。 バイオバリアーは地球の細菌を持ち込まないためにロボット・アームがくるまれていた袋で、着陸後に外されている。

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