できごと
- Sol 005 日本時間 2008/05/30 (金) 19:07 ~ 05/31 (土) 19:46 ぐらい。
- RAC による撮影で、手前と反対側のデッキ下に複数の大きな白い物体が広がっているのが確認される。 ミッション・コントロールで上がった声から『ホーリー・カウ』(Holy Cow, なんてことだ、の意) と命名される。 これら物体の位置は着陸用逆噴射スラスターの位置と対応し、噴射によって表面の 10〜15 cm 程度の土が剥ぎ取られ、地下の何らかのものが姿を現したとの推測がなされる。 その正体が氷であった場合、徐々に昇華していくが、それには数ヶ月の単位以上の期間が必要という。 土壌サンプルを加熱し発生気体を質量分析器にかける装置 TEGA (Thermal and Evolved-Gas Analyzer) [wikipedia] の回路の一部がショートしていることが報告される。
- Sol 004 日本時間 2008/05/29 (木) 18:27 ~ 05/30 (金) 19:07 ぐらい。
- RA を展開。 ロボット・アーム・カメラ (Robitic Arm Camera, RAC) [wikipedia] による足元の撮影で、表面のなめらかな大きな物体がデッキ下に発見され、『雪の女王』(Snow Queen) と名付けられる。 露出した氷か岩かが問題となる。 同時に、足元に「ネジ」状の部品が落ちているのが発見される。 気象観測ステーション (Meteorological Station, MET) [wikipedia] のライダー (LIDAR) のチェック。
- Sol 003 日本時間 2008/05/28 (水) 17:47 ~ 05/29 (木) 18:27 ぐらい。
- 固定されていたロボット・アーム (Robotic Arm, RA) [wikipedia] のひじが解かれ、途中まで展開される。 モノクロの低解像度パノラマを公開。
- Sol 002 日本時間 2008/05/27 (火) 17:08 ~ 05/28 (水) 17:48 ぐらい。
- 午前の地球からの命令送信時に中継を行う予定だった MRO がセーフ・モードに入っていることが分かり、フェニックスへの命令送信に失敗する。 MRO の障害は宇宙線などの影響によるものとされる。 自動で周囲の画像撮影を継続。
- Sol 001 日本時間 2008/05/26 (月) 16:28 ~ 05/27 (火) 17:08 ぐらい。
- 引き続き機器や周囲の画像撮影。 初の気象観測。 またマーズ・リコネサンス・オービター (Mars Reconnaissance Orbiter, MRO) [wikipedia] の HiRISE カメラが着陸位置を確認。 この日の気温は最高 −30°C, 最低 −80°C, 気圧 8.5 hPa, 北東の風, 風速 20 km/h (6 m/s)。 着陸地点は、北極平原 (ボレアリス平原, Vastitas Borealis) のグリーン・バレー (Green Valley) と非公式に名付けられた領域の一角。 ヘイムダル (Heimdall) クレーターの西 20 km, 東経 234°.2508 (西経 125°.7492), 北緯 68°.2188。 グリーン・バレーは幅 50 km, 深さ 250 m の平坦で岩が少なく、一面にポリゴン構造がみられる領域。 冬季には 1 m 弱のドライアイスに覆われるとされる。
- Sol 000 日本時間 2008/05/25 (日) 15:49 ~ 05/26 (月) 16:28 ぐらい。
- 着陸成功。 その後の機器の展開も万事順調。 着陸脚、太陽電池パネル、いくつかの遠景などを撮影。 着陸のシグナルを受信したのは 2008-05-26 08:53:44 JST。 着陸地点の火星現地時間だとソル 0 の夕方 16 時台。 探査機の傾きは 0°.25 でほぼ水平。
ロー・イメージ
- Sol 005 — アリゾナ大学, テキサス A&M 大学 (SSI)
- Sol 004 — アリゾナ大学, テキサス A&M 大学 (SSI)
- Sol 003 — アリゾナ大学, テキサス A&M 大学 (SSI)
- Sol 002 — アリゾナ大学, テキサス A&M 大学 (SSI)
- Sol 001 — アリゾナ大学, テキサス A&M 大学 (SSI)
- Sol 000 — アリゾナ大学, テキサス A&M 大学 (SSI)
- Sols 001–005 — 惑星協会 (RAC)
プレス・リリース
(2008/05/25 〜 05/31, 日付は米太平洋夏時間, PDT, に基づく)
- 2008/05/31 — Camera on Arm Looks Beneath NASA Mars Lander
- 2008/05/30 — NASA's Phoenix Lander Robotic Arm Camera Sees Possible Ice
- 2008/05/29 — NASA's Phoenix Mars Lander Puts Arm and Other Tools to Work
- 2008/05/28 — NASA's Phoenix Spacecraft Commanded to Unstow Arm
- 2008/05/27 — NASA Mars Lander Prepares to Move Arm
- 2008/05/26 — Camera on Mars Orbiter Snaps Phoenix During Landing
- 2008/05/25 — Mars Pulls Phoenix In
- 2008/05/25 — NASA's Phoenix Spacecraft Lands at Martian Arctic Site
- 2008/05/25 — NASA's Phoenix Spacecraft Reports Good Health After Mars Landing
